キャンプ生活

50代といえばまだまだ現役の年齢ですが、次のステージを意識する年齢でもありますよね。
仕事の日々から解放された途端、何をしてよいか分からず日がな一日ボンヤリしているというケースもよく聞く話です。

それまでの職種を生かしたり趣味に没頭したりするなど第二の人生、セカンドライフを充実したものにする方法は様々ですが、野外に飛び出すキャンプ生活もその一つ、経験したことのない時間を与えてくれます。

ここでは、セカンドライフで楽しみたいキャンプについて触れていきましょう。

キャンプの楽しみ方は自分次第

キャンプの楽しみ方

ストイックなキャンプスタイルを求める方は別として、初めての方や家族・仲間とキャンプを楽しみたい方には、管理人がいる設備の整ったキャンプ場の利用がおすすめです。

憧れもあるかもしれませんが、ワイルドなエリアに足を踏み込むのは、十分に経験を積んでからでも遅くありません。万が一トラブルが発生した場合、管理人やスタッフのいるキャンプ地のほうが安心ですものね。

さて、キャンプ地に着きテントを張ったとして、次に何をすればよいのでしょうか。実はこれ、何でも良いのです。関連雑誌やSNSなどでは、いかにもお洒落な画像が挙げられていますね。勿論、それを目的としたキャンプスタイルも一つでしょう。

ただ、全くとらわれる必要はありません。陽光の下でお昼寝をしたり本を読んだり、キンキンに冷えたビールを飲むのも自由です。日本人はどちらかというと、ここへ行った以上こうしなければ、あれを見なければという意識が高い傾向にあります。

キャンプは観光とは違った趣を楽しめるのが醍醐味です。最初は戸惑うかもしれませんが、
リラックスできる時間は疲れを癒し、気力を補充するには欠かせません。ひとときのフランクな空間を体感してみてはいかかでしょうか。

こだわりを持った楽しみ方も

キャンプこだわり

テントや寝袋(季節によって毛布など代用も可)、キャンプを楽しむのに必要最低限の用意は必要ですが、その他は普段の生活の中で使用している物で十分対応できます。ただ、キャンプ生活を続けている大半の方が、使用する道具に凝りだします。

ホームセンターで問題なく手に入る物でも、アウトドアショップを訪れたり通販サイトで吟味したりと、自分のお気に入りを探す訳です。普及品と比べて多少値が張ることは否定しません。しかし、現地で実際に使ってみると質感は勿論のこと、使い易さの違いに驚かれることでしょう。

キャンプだけでなく普段の生活の中で愛用している人もいるくらいです。テントや寝袋、カップにチェアなど、使用する人の声を聞き、それに応えるべく品質を上げてきたアウトドアブランドならではというところでしょうか。

使用するアイテムにこだわりを持ったら、もう一歩踏み込んでキャンプスタイルにもこだわりを持ってみるのも面白いかもしれません。湖畔にテントを張り、英国紳士のようにフライフィッシングを満喫するのも一興でしょう。

一人の時間を楽しむソロキャンプ

ソロキャンプ

ソロキャンプとは、一人でおこなうキャンプのこと。家族や仲間とワイワイ楽しむスタイルとは異なる趣があります。キャンプを一人で楽しむことは決して珍しいことではありません。普段は仲間と遊ぶことが好きなのに、キャンプだけは単独でという方はたくさんいます。

初めのうちは他のキャンパーもいるキャンプ地でおこなうのがベストでしょう。一人の時間を楽しみたいのにと思われるかもしれませんが、ワイルドな場所でのソロキャンプは、一人で全てを対応できるスキルを身につけてからと心得るべきです。

他の人が煩わしいなと思うのでしたら、シーズンを少しだけずらせばいいのです。シーズン中とはガラッと雰囲気が変わります。また、相手もソロキャンパーの場合、挨拶やちょっとした会話は生まれますが、相手も自分の時間を大切にしたいため、必要以上に踏み込んでくることはないはずです。

多人数でおこなうのとは異なり緊張感があるのは確かですが、コーヒーやホットウイスキーを片手に星空を眺めるのは格別なもの。これまでの人生を振り返ったり、まだまだこれからの将来に思いを馳せたりと自分自身と語らう時間が生まれます。

忙しい日々において、こういう時間を持つことは、ちょっと贅沢とは思いませんか。

おすすめのオートキャンプ

オートキャンプ

多人数でも一人のキャンプでもおすすめなのがオートキャンプです。そう、キャンプに自動車を使うスタイルですね。すぐにキャンピングカーをイメージされる方もいるでしょう。確かにキャンピングカーは便利、電源確保どころか調理や睡眠場所も完璧といえます。

ただ、一部の地域を除き日本の道路は道が狭いですね。ここで活躍するのがワンボックスやSUVタイプの車です。これらのタイプは多くの荷物を積むことができ、多人数にも対応可能。必要になればシートを倒して眠ることもできます。

もしかすると、日本の地形において効率的なのはコンパクトカーかもしれません。ソロは勿論、少人数の荷物の積載は問題なく4WDタイプであれば山道もなんのその。また、背負うザックにも当てはまるのですが、荷物をいかにコンパクトに収めるかという技は、キャンパーの腕の見せ所でもあります。

小さな車に必要な物を効率よく収める。注意点は得意げにやってはいけないということ。あくまでも、普段からやっているという表情を維持してくださいね。周囲から「ベテランか!」と思われるはず?

オススメは

今までの生活の中で車が必要なかったという方もいるでしょう。その場合はレンタルがおすすめです。レンタル会社により多少料金は異なりますが、目的地や人数に合わせてベストな車種が選べます。雰囲気を知るためにキャンピングカーをレンタルしてみるのも良いでしょう。

また、ゆくゆくキャンプを徹底的に楽しみたい方は、車の購入を検討してみるのも一案です。購入した車をキャンプ仕様に自分で改装するのも醍醐味といえるでしょう。

ルールは守ろう

ルールを守る

キャンプの楽しみ方やスタイルは自由ですが、その場で決められているルールは守るべきです。開放的な気分になるのはやむを得ないですが、他の方への迷惑行為はいただけません。

よくあるのが、深夜遅くまで大騒ぎをするケースでしょうか。お酒が入り気の大きくなるのは分かりますが、決してカッコの良いものではありませんね。若い人ならばまだ言い訳が立ちますが、50代といえば人生経験を重ねてきた年代、余裕と嗜みを持ちたいところです。

他国のキャンパーを引き合いに出すのは些か気が引けますが、イギリスのファミリーキャンパーは他のキャンパーに優しいとされています。深夜帯の事柄だけではなく、相手を気遣うスタイルでキャンプを楽しむそうです。

ただ、正面から騒いでいる相手を注意するのも気が引けますね。トラブルに巻き込まれるリスクも高まります。スタッフが在中しているキャンプ地ならばスタッフから促してもらうのが良いでしょう。

進入禁止エリアがあった場合、これを無視するのは考えものです。無事に戻れれば良いのですが、トラブルが発生する可能性は否定できません。好きに楽しむことと勝手な振舞いとは別物であることを念頭に置くべきです。

まとめ

キャンプファイヤー

ここまで、セカンドライフに楽しみたいキャンプ生活について触れてきました。日本人の平均寿命が延びていることはご存じでしょう。50代はまだまだこれから、60代や70代でキャンプを楽しんでいる方はたくさんいらっしゃいます。

幾つになってもワクワクやドキドキは体感したいもの、一息つくことは大切ですがボンヤリしていては時間が経過してしまいます。ここでお伝えしたことを参考に今のうちからアクションを起こしてはみませんか。