高麗人参

50代にはいり体のがんばりが利かなくなったなぁ、という感覚に覚えのある方いらっしゃいませんか。これまでは何ともなかったのに体調がすぐれなかったり、しっかりとした睡眠が出来なかったりと人によって症状は様々。

勿論これは年齢による体力の低下もありますが、仕事によるストレスなども影響していると言えるでしょう。50代と言えば重責のあるポジション、業務成績や上司や部下の人間関係などが心身に負担を強いているわけです。

自分の健康を維持したいと思うのは当然の事、体を壊してしまっては元も子もありませんものね。少しでも健康に良いものをとなるのは必然と言えるでしょう。

病院に行くほどではないけれど

サプリメント

あきらかにパワーダウンはしているけれど、病院へ行くほどではない状態というのは厄介なものですよね。多少無理をすれば何とかなるのですから。ただ、その反動が厳しいわけです。体がだるい、重い、寝ても疲れが取れないなどです。

体の体調を維持させる、元気を回復させる効果に期待出来るものとして、様々なサプリメントがでていますよね。ドラックストアは勿論の事、種類は限られているものの最近ではコンビニエンスストアでも手に入れることが出来ます。

家庭でも職場でも元気がないと自分だけではなく、周囲の人にも影響を与えてしまうもの。数あるサプリの中でも高麗人参を使用したサプリをご存知でしょうか。高麗人参は身体と精神の両方に良い作用をもたらすと言われています。

サプリは基本的に病院で処方される薬とは違うものですから、薬品のような即効性はありません。1~2日飲んだからと言って急速に体調が回復するものではないことは心得ておくべきでしょう。

ポイントは

その為、早いうちから飲む習慣をつけておくことがポイント。5飲み続けることでゆっくりと体調の改善を促すわけです。多少バランスが崩れた体や精神を生薬の働きでと言えばイメージしやすいでしょうか。

ここからは、高麗人参について詳しく進めて参りましょう。

高麗人参の正体は乾燥した根だった

高麗人参の根

オタネニンジンという和名を持つウコギ科の薬用植物。この根を乾燥させたものが高麗人参です。自生場所は中国東北部から朝鮮半島にかけて、日本での自生は確認されていません
普段私たちが口にしている人参とは別物、食用にされている人参はセリ科に属します。

始皇帝が愛飲していた

現在ではサプリで一般的に知られている高麗人参の歴史は古く、東洋においては古来より滋養強壮剤として用いられていました。漢方薬としての高い効き目から万里の長城で有名な秦の始皇帝が愛飲したと言われています。

古い中国漢方の薬物書でも高麗人参は上ランクの生薬としてされており、「五臓を補い、精神を安定し、邪気を除き、身を軽くして寿命を延ばす」という効能が謳われているほど。

日本への伝来は聖武天皇への奉呈が始まり、江戸時代の徳川吉宗が日本の御薬園で採取した御種(ニンジンの根)から日本での栽培が始まり、ここからオタネニンジンと呼ばれるようになりました。
栽培技術は残ってはいるものの、残念なことにほぼ全ての高麗人参は中国や韓国から輸入に頼っているのが現状です。

様々な働きが期待出来る健康効果

参鶏湯

サプリによる経口が一般化している高麗人参ですが、摂取方法はこれだけではありません。韓国料理の「参鶏湯(サムゲタン)」お好きな方もいるでしょう。この参鶏湯にも高麗人参が使われているのです。

高麗人参の飲食方法

お酒に漬けたり粉末を溶かしてお茶にしたり、根を天ぷらにするなど様々なヴァリエーションがあります。

さて、古くから体に良いとされている高麗人参、私たちの体にはどのような効果を期待出来るのでしょうか。低血圧を予防する効果や貧血を予防する効果、動脈硬化を予防する効果が挙げられ、更に脳の機能を改善する効果やストレスをやわらげる効果、感染症を予防する効果、冷え性を改善する効果、美肌効果などが加わります。

ちょっと、びっくりするくらいの効果作用ですね。ストレスや動脈硬化の予防などは50代という年齢的にも嬉しいところではないでしょうか。日常の中で体のだるさを感じる、ストレスをやわらげたい、血流を改善したい人が数多く求めるのも頷けると言えますね。

効果作用の決め手はサポニン

高麗人参の効き目

高麗人参が人の体に作用するのは豊富なサポニンを含んでいる為です。高麗人参の品質の良し悪しはサポニンの種類の多さで決まると言われるほど。ランク分けも行われており、1年根から6年根までの6階級の場合では、表皮組織が老化を起こし始める6年根が最上ランクとされています。

高麗人参の秘めたる力

高麗人参を収穫した後の土地は、6年間休ませておかないと次の栽培が出来ないと言われています。これが、どういう意味を持っているのでしょうか。そう、それだけ土地の栄養を高麗人参が吸収していることを示していますね。

高麗人参には3種類あり、水参(すいじん)と白参(はくじん)、紅参(こうじん)に区別されます。水参は畑から掘り乾燥していないもの、白参は水参の皮を剥いでそのまま乾燥させたもの、紅参は水参を水蒸気で蒸した水参を乾燥させたもので長期保存が可能、その過程でサポニンが多くなります。

この3種類の中で紅参の値がもっとも高いのはお分かりですよね。30種類ものサポニンを含む紅参、乾燥工程により健康成分がぎゅっと凝縮されているからです。

サプリメントを用いる場合に注意すること

注意事項

高麗人参のサプリメントに限った事ではなく、使用に際しサプリを含めた健康食品全般にあてはまる注意点があります。飲まれる方の体質や現在使用している薬との飲み合わせという点です。

注意点

妊婦の方や幼児には特に注意を要することは情報として広まっていますよね。サプリや健康食品を摂取することで思わね影響を与える可能性がある為です。同じようにアレルギー体質の方や高血圧の方も摂取に関しては注意が必要です。

特に高麗人参は血圧を上げる効果がある為、高血圧の方の摂取は好ましくありません。また、
「漢方の王様」と呼ばれるくらいの効果に期待が出来るので、長期間摂取で不眠や動悸、血圧の上昇、頭痛などを引き起こす可能性も否定しきれません。

サプリに使用されている高麗人参の濃度にもよりますが、医者に掛かっていたり薬を常時服用したりしている人は、担当医師の判断を仰ぐのが賢明だと言えるでしょう。せっかく、健康のためにと飲んだサプリで、元気を損なってしまってはがっかりですものね。

現在はインターネットで簡単に情報が手に入る時代です。情報が素早く入手出来るのは確かにありがたいのですが、誤った情報が拡散されているケースも見受けられます。拡散数が多いほど信用してしまいがちですが、情報元の確認を心掛けたいものですね。

まとめ

サプリメントの利用

50代の男性が自分の健康の為に、サプリを活用するのはごく普通の事です。サプリの使用に抵抗を覚える方の中にはいるようですが、ライフサイクルの一端に高麗人参のサプリ接種を取り入れてみてはいかかでしょうか。

どうも調子がすぐれないという状態で仕事を続けた場合、思わぬミスに繋がるケースも否定しきれませんよね。ただ、高麗人参のサプリも種類があり過ぎて迷ってしまうという方もいるでしょう。

ネット上のレビューも今一つ信用しきれないというのも分かります。年代的に仲間内でサプリを使用している方はいませんか。仮にいたのでしたら、その方が愛飲しているメーカーや会社名を聞いてみましょう。

高麗人参のサプリでなくとも、信用度の目安にはなるはずです。