「50代になって、中年太りしたからダイエットしたい!」と思って、フィットネスに興味を持つ方も多いのではないでしょうか?
健康に関してやる気が出るのはとても良い事だと思います。しかし、若い頃とは違うのでダイエットでは注意点があります。
この記事では、シニア世代のダイエットで気をつけるポイントのほかに中年太りの原因から、食事の改善方法までいろいろ解説しています。
やみくもに独自でダイエットを頑張るのではなく、しっかりポイントを押さえることをおすすめしますよ。
シニアのダイエットで気をつけるポイント
40代50代になってくると、身体も当然若いころとは違います。では、ダイエットをするうえで注意するポイントは何でしょうか?
- 無理をしないこと
- 過度な運動をしないこと
「ダイエットを始めよう!」と考えたら、多くの人が「よしッ頑張ろう!」と気合を入れることと思います。しかし、シニア世代のダイエットでは無理は禁物です。
若い時であれば、無理なダイエットでも継続できたでしょう。しかし、シニア世代からはそのようなダイエット方法はおすすめしません。
無理に気合いを入れてダイエットを行った結果、水分不足から血管の詰まりが起こったり体重が原因で膝を壊したりすることになりかねませんよ。
痩せてきたら、ある程度の運動はおすすめです。ところが、体重の重いシニアの方が無理に運動をすると、先ほどのように体に負荷がかかってしまうので注意が必要。
そのため、まずは食事方法を改善するところから始めて、運動を取り入れるのがいいでしょう。その方が、シニア世代の方がいきなり運動から始めるより効率的かつ安全に痩せられますよ。
いずれにせよ、若い頃のように無茶ができない身体であることを自覚するのがたいせつです。
シニア世代が中年太りする原因とは?
ここでは、シニア世代が中年太りする原因を見てみましょう。40代以降からの、中年太りの原因って実は運動不足や食べ過ぎばかりが原因ではないのです。一体どういうことでしょうか?
加齢とともに太る原因には、実は基礎代謝量の低下もあります。肥満を簡単に言うと、摂取するエネルギーが消費するエネルギーを上回ったさいに起こるもの。
一見、じっとしているように感じられても、実はエネルギーを消費しています。このことを基礎代謝と呼びます。
筋肉量の低下は、老化現象のうちの1つです。基礎代謝は、筋肉量が下がれば下がります。10代後半は基礎代謝のピークです。しかし、40代を境に急激に低下していきます。
自分自身では、運動量に変化は無いと感じていても加齢とともに太る人が多い理由はここにあるのです。
10代ぐらいの若い時とは身体が違うのですから、そのころと同じような食生活を続けていれば太るのは当然だと言えますよね。
また、老化を起こす原因となるのは身体の中で起こっている糖化が原因のうちの1つでもあります。体にとっては、若いころより特に老化の原因になりうるものです。
シニア世代のダイエット・糖化の対策について
ここからは、先ほど解説した老化現象のうちの1つである糖化の対策を紹介します。フィットネスや筋トレなどもいいですが、まずは食事を改善していきましょう。
「糖化の対策」と聞くと、食事の量を減らすことをイメージする人も多いのではないでしょうか?しかし、そうではありません。
糖化とは、もともと体内に存在するタンパク質と、食事で摂り入れた糖分が繋がって糖化したタンパク質が体内にたまっていってしまうことを言います。
タンパク質は、身体を作るのにとてもたいせつな成分です。情報の伝達なども担っています。ところが、タンパク質が糖化してしまうと元のたんぱく質とは異なる糖化タンパク質になるのです。
この糖化は、食べ方に変化を出すだけでも改善が期待できます。
- 20分以上の時間をかけて食事を摂る。食べ物を摂って満腹中枢が満腹だと感じるまでにおよそ20分かかるため。食事中に満腹のサインを受け取れれば食事量が抑えられる。
- 糖質の多い食べ物は摂り過ぎない。甘い食べ物、イモ類、穀類など。特に、精製された糖質はおすすめしない。
- 6時間は時間をおいて食事を摂る。睡眠時に、食べ物が胃の中に残っていると栄養素が燃焼されません。
パーソナルトレーニングジムがおすすめ
本気で「ダイエットしたい!」という方におすすめなのがパーソナルトレーニングジムを利用することです。
独自でフィットネスに励むのと、パーソナルトレーニングジムを活用するのとではどう違うのでしょうか?
- 自分に合うトレーニングができる
- 食生活のアドバイスをしてくれる
- トレーニングを管理してくれる
パーソナルトレーニングの1番のメリットは、目的に合わせたトレーニングができるという点です。トレーニング経験や目標だけではなく、個人の身体に合わせてトレーナーがエクササイズを教えてくれます。
また、個人でやるとメニューの管理だけになるところを、トレーナーがつくことによってフォームの確認まで行ってくれるのです。
ですから、個人で行う場合と比較してより質の高いトレーニングが行えますよ。
トレーニングの指導だけではなく、食生活もアドバイスしてくれるのがパーソナルトレーニングのメリット。
トレーナーによって、食生活を確認してフィードバックをしてくれる場合もあります。栄養に関して知識が少なくても、具体的なアドバイスが貰えるので安心して取り組めますよ。
トレーニングで結果を出すには、どんなプログラムを行うか?を考える必要があるのです。
思っているよりも細かく調節していかなければいけませんが、トレーナーがつくことによって成果をチェックしながら管理してくれます。
スポーツジムの選び方を紹介した、以下の記事も合わせてご確認ください。
プロテインとは?メリット・デメリットや種類
身体のほとんどは、タンパク質によって構成されていると言っても過言ではありません。しかし、運動する習慣のある人の場合タンパク質の消費量が増えるので多くのタンパク質を必要とします。
そこで、タンパク質の不足を補うために飲むのがプロテインなのです。
- 必要な時に必要な量のタンパク質が補える
- 脂質、カロリーを抑えやすい
- 体に吸収しやすいように作られている
- プロテインのみで空腹を満たすのは難しい
- 栄養素を複数摂れる商品が多いために、サプリと合わせれば摂り過ぎになる場合もある
プロテインの種類を紹介します。
- ホエイプロテイン・・現在主流となっている、牛乳を原料にしているもの。必須アミノ酸やBCAAなどの成分を含んでいる。
- カゼインプロテイン・・ホエイプロテイン同様、牛乳が原料となっている。グルタミンを含む。
- ソイプロテイン・・紹介している中で、唯一植物性なのがこのプロテイン。原料は大豆で、大豆イソフラボンを含んでいる。ダイエットだけではなく美容目的で飲むのもおすすめ。
まとめ
シニア世代のダイエットについて、いろいろな視点から解説してまいりました。若い頃との体の違いがはっきり分かって「諦めようか・・」と思ってしまった方もいるのではないでしょうか?
しかし、注意点を理解して無理をせず続けられれば理想の身体に近づくことができるでしょう。
運動だけではなく、食事の摂り方も今一度見直してさまざまな視点からアプローチしてくださいね。
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