サントリーニ島

シニアライフなんてまだまだ先の事と思っている50代の方は多いのではないでしょうか。確かに日々の仕事に追われ、第一線を離れたときのことなどイメージする暇もないかもしれませんね。

ただ、悲しい現実ですが何時かは職場を離れる日が訪れます。仕事に没頭した人ほど職を離れた反動で張り合いをなくしてしまいますが、人生はこれからセカンドライフの始まりなのです。

さて、第二の人生が始まったとしましょう。毎日ボンヤリしていてはもったいないですよね。
英会話のスキルを身につけておくのも、充実したシニアライフの為の方法の一つです。
ここからは、アクティブなシニアライフを豊かにする英会話について触れていきましょう。

いまさら英会話といわれても

英会話

ビジネスの第一線で活躍されてきた方ならば、英語の分かる方が大半だと思います。ただ、なかには読んで意味は分かるけど、会話となるとちょっと苦手という方もいるのではないでしょうか。

また、日本語オンリーで現場を仕切ってきた方もいると思います。今まで特別困らなかったし、いまさら英会話といってもなぁという感覚もあるでしょう。しかしながら、英語力や英会話のスキルを身につけることで、充実したセカンドライフの道が広がるとしたら、検討の余地はあるのではありませんか。

勿論、向き不向きというのは必ずあります。試してみて自分に合わないと判断した時には、無理に続けることはありません。第二の人生を豊かにさせる方法は一つではないのですから。

英会話が初めての方や続けられるかどうか判断したい方は、大きなコストのかからないテレビやラジオの英会話を利用してみてはいかかでしょうか。録画・録音しておけば自分の好きなタイミングで取り掛かることができます。

学び方は自分に合わせて

オンライン英会話

コストがかからないメリットはあるのですが、テレビやラジオを利用する英会話は、「痒い所に手が届かない」という点もあることは心得ておくべきでしょう。つまり、「ごめん、ちょっと何言ってるか分からない」というポイントを質問することができないわけです。

年齢的に駅前留学というフレーズが浮かんでくる方もいるかもしれませんが、インターネットの環境が整っているのでしたら、現在は自宅でマンツーマンの英会話レッスンを受けることも可能です。

手堅い方法としては

定額料金でレッスン受け放題だったり、ワンレッスン数百円程度のプランだったりと自分のニーズに合わせてプランを選択できます。ワンレッスンを数回受けて様子を見るといった手堅い方法も良いかと思います。

オンラインとはいっても、流石に24時間対応してくれる講師は少ないでしょう。しかしながら、大半は希望の時間帯でレッスンを受けることができる為、帰宅後のフリータイムや週末とライフスタイルに合わせられるのがメリットです。

勿論、一方的に伝えるだけのレッスン内容ではありませんから質問や不明な点を聞くこともOK。「痒い所に手が届く」のです。

やりがいはセカンドライフを充実させる

外国人

現役を退いたセカンドライフとはいえ仕事がしたい、やりがいが欲しいという方もいるはずです。そのような方にも英語力や英会話の習得はおすすめ。先に触れたレッスン講師を自分ですることが可能となります。

初めて英会話レッスンを受ける場合、いきなり外国人の講師よりも日本語のニュアンスが通じる日本人講師を求める方もいます。ここで需要が発生、必要とされる人材となるわけですね。

勿論

フリーランスとして活躍することは可能ですが、当初はレッスンを受ける人を紹介してくれる所からという動き出しになるでしょう。就職や所属という形態になりますから、一定水準の英語力や英会話の実力は要求されます。

その為、所属先によっては、TOEICやIELTSなどを高得点で取得したなどの実績を示さなければならない場合もあります。

仕事や就職という枠にこだわらなくても、身につけた英会話はやりがいを与えてくれるはずです。地域の英会話教室やサークルで活躍したり、日本を訪れた外国旅行者へのボランティアをしたりと、アクティブなセカンドライフが送れるといえるでしょう。

英会話で海外旅行がより楽しめる

グランドキャニオン

引退したら世界旅行をと思っている方もいるのではないでしょうか。クルーズ船で世界一周の旅や大自然を体感できるグランドキャニオン、ハワイやグアムでリラックスな旅というのも良いですね。

このとき英会話を身につけておくと便利なのです。勿論、ツアーであれば通訳の方もいるでしょう。ただ、専属でもない限りは常時傍で会話に参加することはできません。また、船内案内や万が一のトラブル発生時などでは、英語を聞き取る力があった方が良いことは明らかですね。

訪れた現地においても同様の事がいえるでしょう。ホテルスタッフとのやり取り、ショップオーナーとの値段交渉など、自分が実際におこなえた方が旅の充実度もおのずと違ってくるものです。

英語圏以外の国を訪れた場合、英語とは異なる公用語があることは確かです。しかしながら、人気のある旅行先は、英語も用いることが多いので、コミュニケーションに困ることはないでしょう。

もっとも、国によっては自国を愛するあまり英語が通じるにもかかわらず、頑なに母国語のみでの会話を要求する人もいるようですが。

同好の士ではありませんが、同じ趣味や嗜好を持つ人同士は仲良くなりますよね。家族での旅行も楽しいものですが、英会話という共通した嗜好を持った友人、趣味友と海外旅行に赴くのも一興でしょう。

もしかすると、どちらの英会話の実力が上かと一時のライバルとなるかもしれません。こういう刺激も人生には必要とは思いませんか。

観光とは一味違うロングステイ

ハワイ

おすすめの海外スポットを訪れる観光旅行も楽しいけれど、もっとゆっくりと過ごしてみたいなという人にはロングステイという方法があります。海外におけるロングステイとは、概ね2週間以上1ヶ所の国に滞在するスタイルです。

あくまでも長期的なステイ、移住とは違いますので源泉そのものが日本から離れるわけではありません。海外の国に一定期間滞在することで、その国の文化や生活により詳しく触れ知ることができるメリットがあります。

慣れ親しんだ日本とは異なる風土に身を置くことは、健康促進・維持という効果を得られるとされており、体に良い影響が期待できます。また、国際感覚ともいうべき、広い視野を持つこともできるでしょう。

ロングステイに必須となるのが英会話の力です。TOEICやIELTSなどのハイスコアレベルは必要ではありませんが、基本的な英会話の力は要求されます。言葉の通じない土地で身振り手振りだけの生活をイメージしてみてください。

逆に生活のハードルが高くなることはお分かりいただけると思います。

まとめ

スタート

ここまで、アクティブなシニアライフの為の英会話について触れてきました。この歳になって勉強するのと感じるのは理解できます。記憶力だって学生の頃と比べたらというのも頷けます。

ただ、物事を始めるのに年齢は関係ないというのは確かなことですね。脳は働かせるほど衰えないともいいますよね。一度きりの人生ですもの、第一線を離れたからと日々ボンヤリしているのはいかがなものでしょう。

第二の人生にやりがいを見つけたり、海外で新たな視野を身につけたりとアクティブなシニアライフを過ごす為に、今このタイミングから英会話にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。