日々仕事に追われていたころとは異なり、定年後は自分の時間ができまよね。
そこで、
「思い出を作りたい!」と考える人や
「自分の好きなものを探そう!」と考える人がいます。
自分がほんとうにやりたかったことやしたいことについて考える時間ができるため、定年後に自分探しをするケースもあるのです。
この記事では、思い出作りにおすすめの「子どもの写真撮影のコツ」を紹介しています。
また、記事の最後で「定年後の自分探しのコツ」も紹介していますので合わせてご覧ください。
スマホカメラで子どもを撮影するコツ
最近は、スマホのカメラ機能も充実していますから「わざわざデジカメや一眼レフなどを持たない」という人も多いことでしょう。
ここでは、スマホ写真を用いた場合の撮影のコツを紹介します。
- 撮影の前にレンズをきれいにする
- なるべく明るい場所で撮る
- フラッシュを作動させない
- 連写したものから選ぶ
撮影の前にカメラのレンズを綺麗にすることは、意外と盲点になりがちです。肌身離さず持ち歩いているスマホは、埃や手の脂などさまざまなもので汚れています。
ですから、写真撮影の前にレンズを綺麗にするようにしてください。レンズが綺麗でなければ、上手な人でも綺麗な写真は撮影できませんよ。
顔に暗い影が入ってしまうと、子どもがどんなに良い表情をしていても台無しです。屋内は、光の量が少ないのでスマホカメラが苦手なシーン。屋内で撮影する場合は、なるべく光の入りやすい窓の近くで撮影するのがおすすめです。
初期設定の場合、暗い場所ではフラッシュ撮影になるスマホが多いもの。しかし、フラッシュを入れて撮影すると肌の色も血色感がなくなり画面全体がいきいきと見えなくなってしまいます。
フラッシュを炊かなければ撮影できないシーンをのぞき、なるべくフラッシュを入れないで撮影するのがいいでしょう。
思い通りに動かない子どもを、じっくり1枚ずつ撮影するのは困難を極めます。後から確認してみれば、目が半開きだったり全体が写っていなかったりしてがっかりした方も多いのではないでしょうか?
こんな時は、スマホカメラの連写モードを使いましょう。
短い時間で何枚もシャッターを切ってくれる連写モードなら、後で写りの良い写真を選べますよね。連写モードを上手に使いこなしてください。
カメラ初心者に向けた基礎知識
写真撮影で覚えておくべきポイントは、主に3種類です。
- ISO感度
- 絞り
- シャッタースピード
ISO感度
ISO感度とは、暗さにどれだけ強いかを表すものです。
暗さに強いとはどういう意味かというと、暗い場所で撮影するさいカメラの周りが暗いので光が無い状態ですよね。
しかし、ISO感度によって電子的に明るさを増幅できるのです。これは、手ブレの防止にも繋がります。
暗い場所に強いカメラを選びたい場合、この数値がより大きいカメラを選びましょう。
絞り
絞り値とは、ピント調整のさいに大切な数値です。
- 絞り値の数値が小さい・・光を多く取りこむが、ピントの合う範囲が狭くなる
- 絞り値の数値が大きい・・光を取りこむ量が少ないが、ピントの合う範囲は広くなる
ピントが合う部分以外はボケとして残ります。ですから、ピントの合う範囲が広い場合はボケの少ない鮮やかな写真になるということです。
絞り値は、集合写真や風景写真で活躍する設定ですよ。
シャッタースピード
光を取りこむ時間をシャッタースピードと言います。
この数値が高ければ高いほど、ブレがなく撮影可能です。光を取りこむ時間が長い場合は、ブレが起きやすくなってしまいます。
夜は、光が少ないですからオートモード撮影をしてしまうとシャッタースピードが落ちるケースがあるのです。
三脚などがあり、カメラをしっかり固定できるのならシャッタースピードが遅くても綺麗な写真の撮影ができるでしょう。
目線を変えてみるだけでずいぶん変わる
普段の写真撮影で、この撮影方法が意識できていないのなら気をつけるだけでもずいぶん上達するポイントです。
大人の目線のまま写真を撮影すると、背景が地面なので寂しい印象を与えてしまったり客観的な印象を与えてしまったりします。
せっかく、子どもの表情は悪くなかったのにうつむき加減で背景の寂しい写真となり「なんだかいまいちだなぁ・・。」と思ってしまうのです。
子どもの目線から写真を撮れば、背景も奥にあるものが撮影されますからバリエーションも豊かになりますよ。
これを、外の撮影だと考えてみます。
芝生で子どもがボールを使って遊んでいる写真を撮影しようとしても、大人目線の場合はほとんど芝生しか入りません。
ところが、少し目線を変えただけで周りの建物や空がうつります。写真を見ただけでも「これは、どこの公園だ」と分かりますよね!
子ども目線を習得したら、次は地面すれすれの高さから撮影してみましょう。
この時のコツは以下の2点です。
・広い範囲が映る広角にレンズをセット
・できる限り子どもに接近して撮影する
この2点をおさえて撮影すると、遠近感が強調されてより印象の強い写真を撮影することができます。
アングルの自由度が比較的高いバリアングル液晶でなければ、地面すれすれからの撮影ではノーファインダーとなり撮影が難しいと感じるでしょう。
しかし、顔認証モードにすることで簡単に撮影できるケースもあります。
光の向きに気をつけて撮影をする
上手な写真を撮影している人の多くは、光の向きをきちんと考えている人が多いです。
写真の特徴で、子どもに当たっている光の加減が変化すれば写真の雰囲気が全く違うものになります。
写真撮影のさいは、以下4種の光を覚えておきましょう。
順光・斜光
光が正面側から入っている順光は、一番ナチュラルな撮影が可能です。光がきちんと当たるので明るさがちょうどよく、撮影しやすいでしょう。
しかし、太陽光が強ければ眩しくて目が開きにくい特徴もあります。
側光
字の通り、真横から光が当たるパターンです。顔に強い影ができますし、白すぎたり黒くなったりするので撮影にはコツが必要。
西日を上手に取り入れられれば、印象深い写真になるでしょう。しかし、ふわっとしたやわらかい雰囲気の写真を撮影したい方には向かない光です。
半逆光
斜め後ろから光が入っている状態を半逆光と言います。
顔に影ができず、光が髪の毛に差し込んでふんわりしますから、子どもだけじゃなく人物の撮影に向いている光です。
背景が明るいので、普通の撮影では顔が少し暗くなるデメリットもあります。露出補正を使って、少し明るくして撮影するのがおすすめです。
逆光
真後ろに近い部分から光が当たっているパターンを逆光といいます。
半逆光より顔が暗くなるため、慣れるまでは難しいかもしれません。しかし、上手に撮影できるようになれば劇的な雰囲気に撮影できるでしょう。
難しいため、最初から逆光での撮影はおすすめしません。角度を変えて、半逆光から挑戦するのがいいですよ。
定年後の自分探しのコツとは
子どもの頃は、たくさんの習い事をして自分が好きなものを見つけるのもいいでしょう。
しかし、定年後に同じことをすると時間がかかりすぎる言う考え方もあります。
そのため、むやみやたらに色々なものに挑戦するのではなく「もし出会ったのが子どもの頃だったら、自分はどのように関わっただろうか?」と冷静に考えられる視点は、定年後の自分探しでも大事です。
時代は移り変わりますから、定年後に子どもの頃には無かったものと出会うことも多いですよね。
80代になってから、プログラミングを学んだ女性がいらっしゃいます。
この方はもちろん、子どもの頃からプログラミングが大好きで続けていた訳ではありません。それどころか、当時日本の子どもがプログラミングと接する機会がありませんでした。
この方がプログラミングの魅力に気づいたのは、大人になってからだったのです。そのため、プログラミングに対して苦手だとか好きだとか、そのような過去が無いまっさらな状態での挑戦でした。
若いころには存在しなかったものに積極的にチャレンジした結果、優秀な成績を収めることができたという例もあるのです。
自分が子どもの頃や、若いころには無かったものに対して「こんなものが流行するなんておかしい」と考えてしまうことはありませんか?
そんな時に、ちょっと柔軟な考えを持って「・・いや、もし自分が子どもの頃だったら、今流行しているものとどうやって関わるだろうか?」と考えてみるのは、定年後の自分探しで大切なポイントなのです。
まとめ
子どもの写真を撮るコツや、自分探しのポイントを紹介しました。
子どもの成長は早いですから、一瞬一瞬をしっかりとカメラに収めたいものです。しかし、肝心のカメラの使い方を分かっていなければ、せっかくの瞬間も上手に撮影できません。
カメラの基礎知識を押さえながら、いろいろなシーンで撮影できるようになれば写真もずいぶん楽しくなるでしょう。
定年後の生きがいや自分探しの一環として、新しい技術を身につけてみませんか?