現在、シニア世代へ向けたマンションにはたくさん種類があります。高齢化で、高齢者が多いですからそれだけ需要もあるのです。
「うちは孫が多いから、孫が来たときのために広々とした家に住みたい」とか、
「うちは夫婦2人だから、2人がほどよく暮らせる広さがあれば良い」とか、希望はいろいろですよね。
いろいろな選択肢やその特徴を知って、自分に合ったシニアライフを実現しませんか?
この記事では、マンション購入をかんがえているシニア世代に向けて、選び方や特徴などを書きました。
シニア世代のマンションの選びは立地が大事
ここでは、シニア世代がマンションを選ぶのにいかに立地が大切であるかを解説しましょう。
- 周りの環境をチェック
- 家族との距離感をチェック
シニア世代の人がマンションを購入するときにポイントとなるのは、マンション周辺が便利かどうかです。
室内は、リフォームなどを行うこともできます。しかし、周辺の環境までリフォームすることはできませんよね。
歳を重ねるにつれて、遠くへの外出が億劫になったり運転が困難になったりします。今、出かけるのがとても楽しい人でもそうならないとは限りません。
それまでに大きな病気を経験しなかった人でも、高齢になると病院へ行くことは増えていきますよ。
住んでいる場所の立地がいいかどうかというのは今後生活しやすいかどうかに繋がる部分なのです。
普段の買い物ができるスーパーなどが近くにあるだけでなく、病院やそのほかの公共施設へもアクセスしやすい住宅を選ぶのをおすすめします。
また、お子さんがいる場合はお子さんと同居すべきか・・と迷う方もいますよね。
一緒に生活できれば安心ですが、お子さんのプライバシーも配慮したいものです。
現在では、近くで暮らしつつお互いのスペースも守れる「近居」というスタイルが人気。
近居に関して、はっきりした定義はないもののだいたい徒歩10分以内だと、お互い行き来しやすいですよね。
シニアで中古マンションを購入する場合
シニア世代でマンション購入を検討する場合、新築ではなく中古を購入しリノベーションする方法もありますよ。
新築マンションよりも中古マンションの方が、不動産への流通量が多いです。そのため、専有面積や立地など選択肢も幅広くあります。
「高齢者が暮らしやすくて購入しやすい価格」や「高齢者向けで周辺の環境が整っている場所」など複数の選択肢から選びやすいのです。
中古の住宅を購入して、入居前にリノベーションをするのもいいですよ。
高齢者にとって、以前のままでは住みにくかった部分のある物件でもリノベーションにより快適なバリアフリーの住宅にすることも可能です。
老後は、現役世代のときより家で過ごす時間が長くなるもの。だから、毎日の生活を充実させることもだいじなポイントになります。
料理が好きな人は、大きなキッチンにしてみたり・・。趣味がある人は、専用の空間を作ってみたり・・。孫が来た時のために、リビングを広くしたり・・。いろいろ、夢が広がりますね!
ちょっとした自分の夢を叶えることも、リノベーションで可能になるのです。
シニア向け分譲マンションとは?
シニア向け分譲マンションとは、主にシニア世代の富裕層を入居者のターゲットとしたマンションです。シニア世代向けなので、バリアフリー完備。
生活の支援も充実しています!温泉やフィットネスジム、シアタールームなどを設置しているマンションもあります。充実したシニアライフが送れそうですよね。富裕層に向けた住宅であることがよく分かります。
シニア向け分譲マンションが、老人ホームと違うところは「分譲マンションを購入」しますから自分の所有財産になるというところ。
そのため、購入したあとはお子さんに相続させることも、売却することも可能なのです。
館内に、生活を手助けしてくれるスタッフが常駐しています。頼みたいことや、困ったことがあればいつでも相談できますよ。
入居をかんがえているなら、不動産会社で販売していることが多いですから問い合わせてみるのもいいでしょう。
シニア向け分譲マンションは「充実した生活環境で暮らしたい!」という、アクティブなシニアの人におすすめのマンションです。
シニア向け分譲マンションの特徴は?
ここでは、上記で紹介したこと以外の特徴を見ていきましょう。
- 介護などは外部へ依頼する
- 設備は物件ごとに異なる
シニア向け分譲マンションには、生活支援やスタッフによる見守りサービスなどがあります。
しかし、それ以外では普通の分譲マンションと変わりません。言い方を変えれば、シニア向け分譲マンションが自主的にそういうサポートを行っているだけといえます。
ですから、医療ケアや介護に関わる設備や人員などに特定の基準があるわけではないのです。
だから、シニア向け分譲マンションに住んでいてそれらのケアが必要になれば、外部のデイサービスなどに委託をして利用することになります。
また、シニア向け分譲マンションは物件により設備の充実度が違うことを覚えておきましょう。
普通の分譲マンションと違う点は、あくまで高齢者の生活の場であるということに重きをおいている点です。
管理人がいつでもすぐに駆け付けられるよう、通報装置を設置している物件もありますし、間取りが広く夫婦で入居可能な物件もあります。
マンションごとに、特徴がさまざまなので入居のさいに確認してくださいね。
シニア向け分譲マンションとサ高住の違いは?
「サービス付き高齢者向け住宅」というものがあります。サ高住とも呼ばれていますよ。
こちらの住宅をご存知の方は、「シニア向け分譲マンションと、サービス付き高齢者向け住宅はどこが違うのだろう?」と感じたのではないでしょうか?
ここでは、この2種類を比較してみました。
また、このブログでは、サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリットを紹介した記事も書いています。こちらも合わせてご確認くださいね。
シニア向け分譲マンションの特徴
- 高齢者が生活しやすいよう工夫されている
- 購入後、所有権がある。自由に売却可能。
- 入居一時金はおよそ数千万から数億円。月額費用はおよそ数十万円。
- サービスは、食事・健康管理・フロントサービス・緊急時の応対など
- 入居者同士での交流がある
サービス付き高齢者向け住宅の特徴
- 高齢者向け賃貸住宅。バリアフリー対応。
- 賃貸借契約
- 敷金は、家賃の2~3ヶ月分。月額費用はおよそ5万円から25万円。
- サービスは、生活支援や生活相談など。
- 初期費用が高額ではないので、住み替えやすい
サービスや費用などで大きく異なることが分かりますよね。
まとめ
シニア世代に向けて、マンションの選び方を解説しました。
シニア世代以降でマンション購入を検討する場合、やはり身体が元気かどうかや、介護をどうするかなどがポイントになりますね。
現在は、このように生活を手助けしてくれるサービスの付いたマンションがたくさんあります。高齢者の一人暮らしであっても安心です。
将来のことまで考えるのはなかなか難しいですが、予算や自分の希望と相談しながら住む場所を考えてくださいね。